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三好 英明
Hideaki Miyoshi
営業部 課長
2006年入社
社会学部 社会地理学専攻
(欧州のトルコ人移民と異文化共存)
※所属と記載内容は取材時のものです。
大阪熱処理の強み
小ロットの注文にもすべて
オーダーメイドで。
弊社は鋼帯メーカーです。大手の高炉メーカーより購入した母材を加工し、客先の要望に対し様々な板厚や幅、硬度に加工して提案します。高炉が対応できる材料の板厚は、ある程度決まっていますが、それ以外の板厚を希望する客先もあります。
材料の板厚を変える事が出来なければ、決まった板厚の鋼帯しか注文を受けられません。弊社は自社の圧延設備で、様々な板厚に変える事が出来ます。様々な板厚の母材を圧延する事で、小ロットの注文にもすべてオーダーメイドで対応します。ここが大きな強みです。
仕事のやりがいと醍醐味
受注までの道のりは
長く険しい。
営業部に所属する私の仕事は、既存のお客様からの受注管理と納期への対応、海外の取引先への輸出業務と海外での新規顧客の開拓です。とりわけ海外での新規開拓では、各種の見本市(ドイツを始めとした工具、繊維機械、食品機械等の展示会)にまで足を運び、出展社に弊社の鋼帯を売り込み、商談の成立まで地道な交渉を積み重ねていきます。
鋼帯という製品は、提案書だけで注文が成立することはなく、試作品による提案が王道です。道のりは長く、時に険しいです。でもだからこそ注文に至った時の達成感は格別です。トルコの高原を駆け巡った騎馬民族よろしく、自分も強敵に勝利した気になります(笑)
忘れられないできごと
“三好に行かせる
べきです”と
部長が押し切った!
入社して1年にも満たない頃、ドイツにまで商談に出向くことになりました。当時の営業部長のもとで貿易業務を学んではいましたが、まだまだ見習いの身。そんな折にドイツからの問合せがあり、交渉担当者に抜擢されたのです。
意気込みはある、でもその倍の不安がある。社長も部長の同行を示唆したものの “三好に行かせるべきです”と部長が押し切り、晴れて『はじめてのおつかい』のような出張は現実となり、迷える子羊はドイツに放り出されたのでした(笑)。でもこの商談で、自信と度胸がついたことは言うまでもありません。やはり鉄の仕事は、世界を相手にしなければ面白くないのだと、気持ちを新たにした貴重な体験でした。
これからの夢
硬いのに加工しやすく、
耐久性がある
鋼帯を作る。
弊社の製品の多くは、客先でプレス後に様々な部品になりますが、硬いのに加工しやすく、耐久性がある焼入鋼帯を作ることが夢です。さらに錆に強い焼入鋼帯も作ってみたいです。錆びない鉄は永遠の課題。ステンレス鋼は錆びにくい半面、価格も割高ですから、通常の鋼帯の価格で錆びにくい焼入鋼帯が望まれます。
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Give a yell
大阪熱処理を目指す人へエールを!
弊社は規模を誇るような会社ではありません。でも少人数故に、自分の思いやアイデアを伝えやすい風土や精神が宿っています。また製造現場と事務所が同じ敷地内にあるため、作り手の思いや臨場感を感じながら仕事ができます。地に足をつけ、形あるものを販売するという思いは、営業も製造も変わりません。ゆっくりとでも、地道に歩みをつづけていけば、夢が叶う会社です。一緒に頑張りましょう!
大阪熱処理を志望した動機、好きなところ
鉄を制するもの
世界を制す。
鉄は変幻自在です。初めて鉄器を製造したヒッタイト人(現トルコ中央部に暮らした騎馬民族)以来、人間は数千年にわたり、鉄鋼技術に磨きをかけてきました。材料としての鋼帯は現在、多種多様な部品に姿を変え、世界中の産業や人々の暮らしを支えています。大学時代、私は欧州のトルコ人移民を通じ、宗教も文化も違う人々が共有できる価値観とは何かを考え続けてきました。 鉄は世界の共通語。トルコ人もドイツ人も必ず鉄を使うように、鋼帯を通じて世界を相手に仕事が出来ると思い、この会社の門を叩きました。鉄が引きあわせた“縁”を感じています。現在、鉄を自在に操り歴史に名を刻んだ騎馬民族に思いを馳せつつ、自分も鉄の仕事に精を出す毎日。事実、トルコでも弊社の製品は販売されており、今後も海外販路は拡大していくはずです。鉄を制するもの世界を制すです。