Recruiting
Messages
新田 真司
Shinji Nitta
製造部 主任
2018年入社
理学部 化学科専攻
※所属と記載内容は取材時のものです。
仕事のやりがいと醍醐味
いかなる事態にも、
沈着かつ冷静で
いなければなりません。
望み通りの就職から5年が経ち、今は焼入の工程管理を担当しています。焼入は弊社の技術を結集させた、とても重要な工程です。母材としての鋼帯は焼入で硬さを決めますが、板厚が0.1mm程度まで薄くなると硬さにムラが生じます。波を打ったような状態で硬さが均一になりません。ムラがある以上は出荷できませんから、この歩留まりを抑えることが、工程管理者の腕の見せ所です。歩留まりが1%上がれば売上はどう変わるかなどを考えながら、目標値に近づけていきます。とても難しいです。でもだからこそとてもやりがいがあります。
焼入の前工程には、鋼帯の厚さを変える「圧延」と「裁断」があり、焼入後は一部の製品で「研磨」という工程を通るものもあります。工程管理では、これら一連の流れをスムーズかつ効率的に行う計画を立てます。もちろん計画通りに運ばないのがモノづくりの常。不測のトラブル発生や営業から“出荷を急ぎたいから焼入を早めて欲しい”などの要望があれば、その都度計画を見直していきます。でもいかなる事態にも沈着かつ冷静でなければなりません。自分の判断と裁量が、この会社の信頼を左右しますから。
忘れられないできごと
とにかく外国人相手に
商談してこい!
ドイツで催された展示会に、当社の主力製品であるカッターナイフの刃や巻き尺などの売り込みに行った時のことです。とてもメジャーな展示会で、当社もこれまで足繁く通ってきました。それほど重要な展示会に、入社5年程の自分が商談など持ちかけて大丈夫なのだろうか不安で…なにせ初めての海外出張で、外国人との商談も始めて。語学が堪能なわけでも、人一倍度胸が座っているわけでもなく。でもこの会社は容赦しません(笑)。自分には無理などと考えず、とにかく外国人相手に商談してこい、というわけです。大手企業では叶わない若手の海外出張も、この会社なら可能です。若手だからこそ経験させるという育成方針は、“モノをつくる人をつくる”という言葉に託されています。
これからの夢
社内で頼れる存在を
目指し
一意専心。
オフィスと工場が隣接しているので、デスクから現場へ頻繁に足を運ぶことができ、現場スタッフと製品を見ながら会話が可能です。分からないことを塩漬けにしたまま、悶々とする時間は不要です。スタッフ間のコミュニケーションが円滑になることで、仕事のクオリティも上がります。小規模な会社だけど、だからこそのメリットです。この利点を活かし、自分の業務だけでなく、他部署の仕事も理解できるようキャリアを積んでいきたいです。社内で頼れる存在になること、そんな夢に一意専心の毎日です。
-
Give a yell
大阪熱処理を目指す人へエールを!
モノづくりの仕事に就きたいと考えていたので、内定をもらった時は本当に嬉しかった。でも大学で学んだ化学が活きるだろうかと不安でした。それでも入社して、徐々に任される仕事が増えるにつれ、草木が芽吹くように、一つまたひとつ、やりがいという新芽が生まれてきました。モノづくりの奥深さは、手を動かしてからでないと分かりません。やりたいことにこだわりすぎて、仕事選びの視野を狭くしないように。とにかく一度工場見学に訪れてください。技術者の動く手を見てください。その時に感じた感覚が、モチベーションの芽になるはずです。
大阪熱処理を志望した動機、好きなところ
この会社にないものは
ありませんでした。
モノづくりの会社で働きたいと思い、思いつくままの条件で会社を探していたところ、大阪熱処理がすべての条件を満たしていました。関西圏で歴史があり、経営が安定していて、独自の技術を持っているなど。随分と都合のいい条件でしたが、この会社にないものはありませんでした。そればかりでなくメジャーやカッターナイフなど、日々の暮らしに根づいた製品で、業界トップクラスのシェアを誇り、海外にも目を向けている点も大いに惹かれました。働きたいと思える会社で、好きな仕事を見つけることができたことに、とても満足しています。